こんにちは。ウィステリアです。
趣味は『銀河鉄道の夜』の文庫本を集めることです。

店頭で見かけるものと表紙が違うものもありますが、中身は出版社が同じならいつも同じです。時々カバーが変わるので、そこも集めたくなる一因なんですよね……。
それでは今回は、「角川文庫」「新潮文庫」「集英社文庫」「ちくま文庫」と四社の『銀河鉄道の夜』の中身を、比較しながら紹介したいと思います!
角川文庫『銀河鉄道の夜』
どんな人におすすめか
間違いなく、初めて読む人は角川文庫で読むべきです! 読書は好きだけど古典に苦手意識がある人や、賢治作品をまだ読んだことない人におすすめです。
おすすめポイント
何といっても、収録されている短編の系統が揃っていて、賢治さんの描く世界観がバッチリわかることです! 『銀河鉄道の夜』を中心として、星や宝石、神秘的なお話が収録されています。
私の銀河鉄道デビューも角川からでしたが、事前知識がない状態でチャレンジしたにも関わらず、彼の童話の素晴らしさをしっかり味わう事ができました。
ページ数も四社の中で一番少なく、飽きずに楽しめます。
集英社文庫『銀河鉄道の夜』
どんな人におすすめか
読書そのものが得意じゃない……という人や、学生さんにもおすすめです。賢治作品の中でも有名で、読みやすいものが揃っています。
おすすめポイント
「宮沢賢治ってどんな人?」がよくわかります。巻頭ページに、『銀河鉄道の夜』に関連する写真や、賢治さんやその周辺人物の写真が載っています。ビジュアルでここまで載せてくれているのは集英社だけです。親切。
さらに、他の収録作品は童話色が強いものが多いです。小・中学生は勉強ついでに楽しめるんじゃないかな? と思うようなセレクトです。読書って苦手なんだよな……と思っている方でも読みやすいかも。
新潮文庫『新編 銀河鉄道の夜』
どんな人におすすめか
読書が好きで、賢治さんについてしっかり知りたい人におすすめです。図書館に置いてあることも多く、アクセスのしやすさもばっちりです。
おすすめポイント
先ほど紹介した二社のものより、収録作品が多いのが特徴です。『シグナルとシグナレス』『飢餓陣営』などなど、これも読めるのか!というチョイスが多く、賢治作品を色んな角度から味わえます。注釈も親切で、賢治文学入門の橋渡しにもなるかと思います。スタンダードに読みつつ理解が深まる……。読書に苦手意識のない方は、ここから初めても十分楽しめますよ。
ちくま文庫『宮沢賢治全集7』
どんな人におすすめか
賢治さんのオタクになりたい人、もっともっと深めたい人です。なんと、初期形態の作品が読めるのは四社のうちでここだけです!
おすすめポイント
賢治さん中級編、という感じになります。収録作品もダントツで多く、めちゃくちゃ分厚い。正直、普通に読むのは難しいです。
しかし、このちくま文庫は最高のメリットがあります。『銀河鉄道の夜』は大きく四回書き直されていますが、第一次稿からすべて読めるんです!その他にもいくつかの童話の初期形態のものが読めます。これ、ふつうに書店で買えていいんですか……? と在りし日の私はたいへんな衝撃を受けました。賢治文学への扉を開けたい方はぜひ。
おまけ 別の選び方
それはずばり、表紙で選ぶことです。
私があげた写真では、ちくま文庫以外はすべて限定カバーで購入しました。新潮文庫のプレミアムカバー、角川のマステコラボカバー、集英社のナツイチ限定カバー……。運命の出会いを探して、ジャケ買いするのも素敵な選び方だと思います
おわりに
いかがでしたか? 今日は、書店で見かけるメジャーな三社+ちょっと中級編な一社の『銀河鉄道の夜』を紹介しました。いろいろな出版社で発売されているこの本は、やっぱりどれを買えばよいのか迷ってしまいますよね。
『銀河鉄道の夜』を楽しむためには、他の収録作品も実は大切です。それぞれの出版社ごとに特色がありますので、ぜひ自分にぴったりなものを探してみてください!
一人でも多くの方に、この本を手に取っていただけたら嬉しいなと思っています。


