ウィステリア|読書と宮沢賢治

宮沢賢治さんが大好きな学生です。最近は近代文学にハマっています。

【読書日記】「本を読む時間がない」について私が言えることとは?

私は読書が好きで、色々な場所で本を読んだり、本の話をしたりしている。そこでよく耳にする問題、「本を読む時間がないんだよね」

 

この「本を読む時間がない」には、二種類あると思う。

一つ目は、「本当に時間がない」。例えば私の友達は、「読みたい本があるんだけど、時間がないんだよね」と言っていたが、彼女は今月、四つの就職試験を控えている。これは本当に時間がない。こういった人にできるアドバイスは、「忙しい時期を抜けたら読めばいいよ」しかない。

 

二つ目は、「時間そのものはあるんだけど、本を読むこと以外に使っている」。こういった人にアドバイスをするのも難しい。本の優先順位が高くないからだ。大事にしたいことが別にあるのなら、その時間を削ってまで本を読まなくてもよいと思う。優先順位を決めるのは私ではなく当人だ。これに関しても、私が言えることはなにもない。……じゃあ、私はどうすればいいのか?

 

絶望する必要はない。私がやれることもあるではないか。それは……「楽しそうに本を読んでいる姿を見せる」ことだ!

私の学校には、いつも同じ作家の本を読んでいるクラスメイトがいる。最近私は、「そんなにいつも読んでるってことは、その人の本、おもしろいのかしら……」と思って、こんど読んでみようと決意した。それと同時に、「こういうやり方もあるか!」と目が開かれる思いがした(勝手に)。

 

日々私が本を読み、「本のおかげで人生充実してるわ~」感を出すことで、ちょっとだけ本に時間を使ってみようかな、と思ってもらう。これはどうだろうか! 大きな効果は見込めないかもしれないが、何年もずーっとやっていたら、誰か一人くらいは読書沼へ入ってくれるのではないか。希望は大いにある。

 

余談

この際だから正直に言ってしまおう。私は、「本を読む時間がないなら作ればいいじゃない」派だ。しかしこんな調子では、相手が読む気をなくしてしまうだけ……。それだけは、アカン……。

だから、私は「本を読む時間がないんだけど、どうしたらいい?」と聞かれたときは、「答えはない」と言うようにしている。

【読書日記】青い鳥文庫を久しぶりに買う/『青い鳥』メーテルリンク

購入

超お久しぶりの青い鳥文庫である。

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ちいかわ大好き

 

青い鳥文庫は、小学生の時によく図書室で借りていた記憶がある。

小学生の私は名作には全く興味が無く、青い鳥文庫で名作が出ているなんて知らなかった。でも「青い鳥」文庫なのだから、メーテルリンクの『青い鳥』はさすがに入れてあるだろうと思っていた。いつか『青い鳥』も読んでみよー、と思っていたが、小学生の私にその「いつか」はとうとう訪れなかった。

 

本屋さんでそんなことを思い出して、これはもう今買うしかない、と思って買ってきた。青い鳥文庫は子供向けの本だと思われるだろう。でも、訳が江國香織さんなのである!江國香織さん大好き。

 

裏には「ほんとうのしあわせって何だろう?」と書かれている。宮沢賢治的問いではないか!! 賢治さんは『注文の多い料理店』の広告文にて、不思議の国のアリスやアンデルセン童話の影響をほのめかすような文章を書いている。今まで外国ファンタジー童話はほとんどと言っていいほど読んでこなかった。でも、これらを読めば、賢治童話につながる何かが分かるかも……しれない。

 

読了

『青い鳥』は、チルチル(兄)とミチル(妹)が、妖精に頼まれて青い鳥を探しに行くお話。その旅路で様々なものに出会うのだが、予想に反して結構ハチャメチャで面白かった。

特にチルチルは勇敢すぎるのではないか。「この扉を開けたらとんでもない恐怖が待っている」と言われている扉を開けるし、「死者の気持ちがよみがえるお墓」にもずんずん入っていくし。妹のミチルは怯えっぱなしなので、チルチルは怖いもの知らずというか、無鉄砲というか……。

 

児童文学と言われると、どうしてもおとなしくて品行方正なイメージを持ってしまう。でも実際は、興味や好奇心で頭がいっぱいの、わんぱくな「児童」を惹き付けられるようなものじゃないといけない。だからユニークなものが多くて、そこが好きだ。

 

結末としては「ほんとうのしあわせって、すぐそばにあったんだ」ということだと思う。でも、この結末だけが大事なのではなく、なぜそう思うようになったのかを読んでいくことが大事なのではないか? とも思った。

 

チルチルたちは「ものごとの本当の姿が見える帽子」をもらう。そこが「ほんとうのしあわせ」を見つける鍵になっていて、かなり直接的だ。でも『銀河鉄道の夜』ではもっとぼかされていると思う。同じ問いを掲げているけど、それに答える過程が違う。物語の醍醐味を味わっている気分になる。

 

やっぱり賢治さんに立ち向かうのは大変だ。もっといろんな本を読もうと思った。

八月の読書記録~古典へ回帰~

こんにちは、ウィステリアです。今日は八月の読書記録を書いていきたいと思います。八月は長期休みがありましたので、けっこう色々読むことができました。それではいきましょう!

 

八月の読書記録

・華氏451度/レイ・ブラッドベリ(ハヤカワ文庫)

・フランケンシュタイン/シェリー(光文社古典新訳文庫)

・古今和歌集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典/中島輝賢・編

・新版 伊勢物語 付現代語訳/石田譲二・編

・坊ちゃん/夏目漱石(新潮文庫)

・ヴィヨンの妻/太宰治(新潮文庫)

・白痴・桜の森の満開の下/坂口安吾(岩波文庫)

・青い鳥/メーテルリンク(江國香織・訳)

 

・寝ながら学べる構造主義/内田樹

・物語もっと深読み教室/宮川健郎

・批評の教室/北村紗衣

・ヨーロッパ文化と日本文化/ルイス フロイス(岩波文庫)

・NHK「100分de名著」ブックス 万葉集/佐佐木幸綱

 

印象に残った本

文学作品はいろいろな時代のものを読みました。時代飛びすぎでは。

『伊勢物語』は本当に良いですね。在原業平は恋多き男だったからこそ、自分の好きな物を歌うのがうますぎる!私の一押しの句は「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」(もし世の中に全く桜がなかったなら、桜を散ることを気にせずにいられる春の心はのどかだろうに)です。

確かにこの世に桜がなかったら、桜を気にせずのんびり過ごせるでしょう。でも、そんなデメリットも引き受けたいくらい桜って美しいよね、という気持ちが伝ってくる(気がする)。

 

もうひとつ、夏目漱石の『坊ちゃん』は最高でした。漱石と言えば「近代」というイメージがあったのですが、坊ちゃんの主人公はバリバリの江戸っ子! 全然近代的じゃないじゃん!というキャラクターが、「小説」という近代的なものに収まっているのが面白いです。

また、江藤淳さんの解説がすごくためになったので、これから読む方はぜひ新潮文庫で読んでみてください! 漱石の偉大さがますます身に沁みます。

 

文学作品以外の本も、どれも面白かったです。北村紗衣さん『批評の教室』は学ぶものが多かったです。精読するにはまず辞書を引くべし、という教えには本当にごもっともだ、と反省しました。「文脈から意味が分かるからいいや!」という甘い考えを捨て、最近は辞書をひたすらめくっています。

 

九月の読書目標

ひたすら近代文学です。私は「近代文学好き」を名乗っていますが、それにしては読んでいる作品が少ないな……と思っていたので。買いだめた近代文学作品を、読みまくろうと思います。近代文学好きのみなさん、ぜひおすすめを教えてください!!

 

みなさんの読書生活はどんなご様子でしょうか。ぜひコメントで教えてくださいね。

壮大な小説の話で、壮大な仲直りの話【野崎まど/『小説』】

今このブログを読んでいる読書好きのみなさん、趣味は読書だと誰かに言ったとき、「頭が良さそう」とか、「すごいね」とか言われたことはありませんか。本を読む意味、なんてことはよく言われますが、そもそも意味がなきゃいけないのでしょうか。「読むだけじゃ駄目なのか」 そんな問いを抱えたことがあるあなたに読んでほしい本、それが野崎まどさんの『小説』です。

 

(物語の核心や、明確な答えに触れるネタバレはございません。この本を気になった方がいたら、ぜひ結末にびっくりしていただきたいと思います。そして読み終わった方とは、語り合いたいと思います。)

 

 

この本に登場する外崎は、読むだけでなく「書く」才能も備えた人です。その才能で小説賞までぶち当てた彼は、自分に読書の喜びを教えてくれた読書仲間・内海に「君も書かないの?」と言ってしまうんです。しかし、内海はこの言葉にカチンと来ます。ここで出てくる問いが、「読むだけじゃ駄目なのか」です。

 

……確かに、才能のある人に「君も書きなよ」なんて言われたら、ムカつきます。言い返したくなります。でも、この「読むだけじゃ駄目なのか」は、ただ売り言葉に買い言葉だったわけではありません。

 

二人が出会ったのは小学六年生、その頃の内海は「親の期待に応えるために」本を読んでいました。しかし彼は外崎との出会いを通じて、「自分が読みたいから」本を読むようになる。外崎は、内海にとって初めて「本って、読むだけでもいいんだ」と思わせてくれた人だったんです。そして内海は外崎の前で、本を使って何かをしたいなんて、一度も言ったことがないんです。外崎にだけは「書かないの?」って言われたくなかった、いや、言ってほしくなかったんです。

 

この本は、傷つけてしまった友達の心をこじ開けるくらいに強く、そして確かな「ごめんね!」を伝えに行くお話だと私は思いました。

 

私も小さな頃は、まさに「読むだけ」でした。でも、だんだん大きくなって、読む行為に意味を見出したいと思うようにもなりました。例えばブログを書いたり、知識を吸収したりといった利点も見出しました。でもやっぱり自分の根幹にあるのは「読みたいから読む」です。読んでから「ブログにしたい」と思うことはあっても、ブログのために読まなきゃ、とは思いません。

 

さらにパーソナルなことを言うと、私は「宮沢賢治を読む」ために本を読んでいます。彼が『銀河鉄道の夜』で何を言いたかったのかが知りたいから、あらゆる本を読んでいます。私は、読むために生きています。そして、「読むだけでいい」と信じています。

 

外崎は、内海は、この問いにどんな答えを出したのでしょうか。そしてあなたは、どんな答えを持つのでしょうか? ぜひ、読んでみてくださいね。

 

……ちなみに、『小説』には宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の引用文が出てきます。ぜひ探してみてくださいね。(ヒントは蛍烏賊です!)

『罪と罰』『フランケンシュタイン』、優しすぎる友達

先日、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』を読みました。ヴィクター・フランケンシュタイン君が、命ある怪物を生み出しちゃうお話です。これを読んでいてね、ずっと思い当たる人がいたんです。

そうです、ドストエフスキー『罪と罰』のラスコーリニコフ君です。

 

彼らはどちらも大学生です。そして根拠の乏しい無敵感から、壮大なやらかしをします。ヴィクターは怪物の創造、ラスコーリニコフは老婆の殺害がそれに当たりますね。そしてやった瞬間から「やらなきゃよかった……」と絶望のどん底。高熱と幻覚に苦しみながらうわごとを呟き、もう再起不能かと思われます。

 

ところが、彼らのそばには妙に面倒見のよい友達がいます。

『罪と罰』ではラズーミヒンが、『フランケンシュタイン』ではクラーヴァルが、ろくでもない彼らをなんとか社会に繋げてくれるんです。意味不明のうわごとを熱心に聞いてくれたり、一人で鬱々としている彼らを外に連れ出してくれたりします。読者の私としては「もう見捨てちゃいなよ」と言いたくなるような献身っぷりです。

これにはラスコーリニコフも良心が痛んで、こんなセリフを言っています。

 

それにしても、おれはそんな値打ちもないのに、どうしてみんなはこんなにおれを愛してくれるんだろう? ああ、いっそのこと、おれはひとりぼっちで、だれにも愛されず、こっちも決してだれも愛さずにいられたらなあ!

『罪と罰』(下)/ドストエフスキイ(北垣信行・訳) 講談社文庫

人間すぎる!!!! 何だかんだ言って、支えてくれる人のことを愛せずにはいられないんです。そして、愛する人をがっかりさせたくないから、さらに事態がこんがらがっていくんです。私はラスコーリニコフともヴィクターとも気が合いませんが、これには共感せざるを得ない。人として生きていく以上、独りぼっちになるなんて無理なんですよ!

 

……と、ここで思い出したいのが、ヴィクターが生み出した怪物のことです。ラスコーリニコフの言葉を踏まえると、「人の心を持ちながら、独りぼっち」になるのがいかに辛いことかわかります。ヴィクターの罪は重いです。この世に独りぼっちの怪物を生み出したくせに、自分は独りぼっちになりたくないなんて、許されるわけがないんですよ……(そんなヴィクターの行く末が気になった方は是非『フランケンシュタイン』を読んでみてください。そして語りましょう)。

【読書日記】長期休暇と読んだ本の因果関係

夏休みの読書に一番大切なのは事前準備です。

自力で行ける範囲に図書館も本屋さんもないことを知りながら、積読を用意しなかった去年の私はとても愚かだと言えるでしょう。

今年は完璧です。学校の図書館でも、市の図書館でも上限ぎりぎりまで本を借りました。そして本屋さんで定期的に読みたい本を買い、読まずに積んでおいたのです……!

 

私は基本的に、積読は愚かな行為だと考えています。本は読んでからこそ意味があるんだ、読まれていない本の数なんて誇るもんじゃない!

ただし、きちんと読む予定があるなら話は別です。私は夏休みのために積読・20冊ほどを抱えました。長期休暇の強みを生かすために、いつもより込み入った内容のもの長編小説などを多めに。

ということで、さっそく読み終えた本のいくつかについて、感想を書いていきます。

 

地図と拳/小川哲

上下巻、合わせてかなりのボリュームがありました。大好きな小川哲さんの本、しかも栄えある直木賞受賞時の作品! 読みたい読みたいと思いながら、なかなか手をつけられていなかったので、これを機に読み終えることができました。ぐっときた一文を紹介しますね。

 

同じことを考えていたのか、水島が自分の喉元に向かって銃口を向けていた。泣きべそをかきながら「武士道だ、武士道だ」と、己に言い聞かせるように何度も繰り返していた。

『地図と拳』(下)/小川哲(集英社文庫) p114

戦場で国のために人を殺せ、自分が殺されそうになったなら潔く死ね、そうやって知らない国に送り出されて、私たちが自分で選べることってどれくらいあったんでしょうか。

戦争を経験したことのない私に、戦争を語る資格はないと思います。でも、それでも戦争について考えて、意見を持つことは絶対にやめません。自分の意見を持つことさえ批判された、戦時中の記憶に触れられるような本でした。

 

寝ながら学べる構造主義/内田樹

ずっと哲学・思想に興味があったのですが、いったいどれから読んでいけばよいのか分からず……。三宅香帆さんがこちらの本について、「大名著ですよ!」とお話していたので、読みました。私も大名著だと思いました。

 

フーコーやレヴィ=ストロース……「なんか名前は聞いたことがあるけど、何をやった人なのかは全然分からねえ」という面々、いるじゃないですか。でもこの本を読んだ後では、「彼らってこんなにすごいことをしてたんだ!」という印象になるんですよね。

こちらはまとめノートを作りながら読みました。このノートを軸に、さらにいろんな本を読んでいけそうです!

 

おわりに

読書、楽しい!!

去年の夏は今頃、「やることがない……」と思いながら昼寝をしまくっていましたが、今年は充実した休暇になりそうです。みなさんのお話も、ぜひ聞かせてくださいね。それではまた次の更新で!

七月の読書記録~ボリューム~

こんにちは。ウィステリアです。今日は七月に読んだ本を紹介します。

夏休みに突入したので、いつもより難しい・時間のかかる本を読むようにしています。それでは七月の読書記録を見ていきましょう!

 

七月の読書記録

・少年/川端康成(新潮文庫)

・デッドライン/千葉雅也

・地図と拳(上)/小川哲

・地図と拳(下)/小川哲

・悲しみよ こんにちは/サガン(河野万里子・訳)

・わたしたちが光の速さで進めないなら/キム・チョヨプ(カン・バンファ、ユン・ジヨン・訳)

 

・勉強の哲学 来たるべきバカのために/千葉雅也

・本とは何か/難波優輝

・読書について/ショウペンハウエル(岩波文庫)

・「岩宿」の発見 幻の旧石器を求めて/相沢忠洋

・考察する若者たち/三宅香帆

 

印象に残った本

どれも本当に面白かったです。キム・チョヨプさんの『わたしたちが光の速さで進めないなら』はとても素敵な本でした。SFの短編集なのですが、どのお話も静かであたたかい世界が広がっています。宇宙人と一緒に生きること、離れ離れになってしまった家族を想うこと……。SFでしか語れないような世界観で、人の優しさやさみしさが描かれていました。

 

もう一つ印象に残っている本は小川哲さんの『地図と拳』です。日露戦争開始から太平洋戦争終結までを描いた物語で、小川さんはこの本で直木賞を受賞されています。

どんなに打ちのめされても小さなことで抗う、そんな姿が伺える本でした。小川さんの作品は、淡々と進んでいくからこそ優しさや人間らしさがより輝いて見えるので、とても好きです。

 

小説以外では、相沢忠洋さんの『「岩宿」の発見 幻の旧石器を求めて』がすごく良かったです。なんと相沢さんは、「日本には旧石器時代があった」ということを発見した人なのです!(それ以前は、日本に縄文時代以前の歴史がないと考えられていました。) 

ある師の言葉により、ご本人が「ただの考古学青年」から「本気で学問を探求する人」へと変化するシーンがとても印象的でした。ひたむきに、地道に石器を探していく相沢さんの偉大さがとてもよく伝わってきました。

 

八月の目標

戦争文学を読んでいきたいと思っています。今まであまり読んでこなかったジャンルだからこそ、自分に必要だと思い、いろいろ買い求めています。

もうひとつ、哲学関係の本も読んでいく予定です。いま、内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』を読んでいるのですが、これがものすごくわかりやすい!!革命じゃないですか、この本……。読み終わったら、こちらについての感想も書きますね。

 

みなさんの読書ライフはいかがでしょうか? ぜひコメントで教えてくださいね。それではまた!