書店がない市区町村、「無書店自治体」が増えているらしい。私が通学するところも、「無書店自治体」になりそうだ。
私がそこで知っている書店は、ごくこぢんまりとした家族経営のお店だけ。こんなことを言うのは悲しいが、学校からの教科書や本の受注で成り立っているような場所である。しかしその学校も少子化の影響で減るばかり……このままだと地域唯一の書店が危ない。
ということで、私は最近その地域の書店に入り浸っている。
別に優しさだけで通っているわけではない。地域の本屋さんは最高である。今日はそのことについて書いていこうと思う。
お宝本が眠っている
その書店には、新潮文庫の2016年のプレミアムカバー版が売っていた。
【2016年のプレミアムカバーはこちら】
— 新潮文庫 (@shinchobunko) 2025年6月9日
人間失格(太宰治)
こころ(夏目漱石)
雪国(川端康成)
刺青・秘密(谷崎潤一郎)
銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
マイ国家(星新一)
ジキルとハイド(ロバート・L・スティーヴンソン)
シャーロック・ホームズの冒険(コナン・ドイル)… https://t.co/5eDdPvBGT1 pic.twitter.com/Ne6sMl6P5v
新品、なんと新品がひっそり売っているのである。
大型書店を回っても手に入れられなかった本が置いてあることもあった。私は去年、新潮文庫の2025年版の『金閣寺』と『砂の女』を買うか買わぬか迷い、うじうじしていた。大型書店を回ってももう見つからないころにやっと買う決心をし、後悔……。
と思っていたら、地域の書店には『金閣寺』『砂の女』どちらも置いてあった。
正直、ありがたい。もちろん本は売れれば売れるほどいいのだと思うが、昔の限定版を近くの書店で手に入れられることは嬉しい。
店員さんが優しい
店員さんがにこにこ楽しそうに接客してくれる。そういう場所にはまた行きたいなあ、と思う。私が「カバーお願いします」と言ったら、最近入荷したかわいいカバーのことを教えてくれた。紹介してくれた店員さんがすごく嬉しそうで、人の温かさとはこういうことかと思った。
近い
近い。そばに新品の本を売るお店があるなんて、そんな幸せなことはない。品揃えは関係ない。手に取った本をすぐさま買って、持ち帰って読めることが素晴らしいんだ! 読書はただ文字を追う作業ではない。本に出会って、ページをめくって、感想を持つまでが読書です(個人の感想)。
おわりに
個人の書店はなくなっちゃだめだ! 本に出会える貴重な場所を守らなきゃだめだ! 私はそう言い続けたい。だから、地域の書店に入り浸っている。