ウィステリア|読書と宮沢賢治

宮沢賢治さんが大好きな学生です。最近は近代文学にハマっています。

「一握の砂」、読んでみてよかった

こんにちは。ウィステリアです。

宮沢賢治さんが大好きな学生です。

 

私は先日、石川啄木の「一握の砂」を読みました。どうやら賢治さんに大きな影響を与えた詩集だということで……!詩はあまり触れたことがなかったのですが、読んでみました。

 

石川啄木ってすごい。

出版からこんなに時間が経っているのに、読んだ人にぱっと気持ちが伝わってきます。

特に心に刺さった句をひとつ紹介します。

 

打ち明けて語りて

何か損をせしごとく思いて

友と別れぬ

引用:一握の砂/石川啄木

 

なんとなく、わかる。

勇気を出して友達に打ち明け話をしてみたら、思っていたのと違う反応が返ってきた。「今日のこれは言わなきゃよかったのかもしれない……」と思いつつ、求めていた言葉があって、それを言ってもらうために自分は打ち明け話をしていたのか、という少々惨め現実も突きつけられるこの感じ。

ここまで簡潔にまとめられるのか……。

そして「打ち明けて損をした気がする」とはっきり言葉にしちゃう石川啄木の強さもまた面白い。正直者だったのかな。

 

一度ても我に頭を下げさせし

人みな死ねと

祈りしてこそ

引用:一握の砂/石川啄木

 

……絶対正直者だ。

正直な文学はとても面白いです。「この人ってこう考えていたんだ」「人には言えないけど、こう思う気持ちわかる!」と、作者により惹きつけられる気がするんですよね。

 

言えないことを言ってくれる石川啄木の短歌は痛烈で、パンチがあります。夏バテにもぴったり……かもしれません。ぜひあなたも読んでみてくださいね。